はじめに
我が家の愛犬は今18歳の立派なおじいワンです。
いわゆる「シニア期」真っ只中です。
そんな今ではしっかりおじいちゃん犬になった我が家の「長男」との出会いから今に至るまでのことをお話しします。
ペットショップでの出会い
当時、我が家は金銭的に余裕がなく、家族で楽しめるレジャーにお金をかけるのは難しい状況でした。
しかし、小さな子どもたちを喜ばせたいという思いから、費用を抑えつつ楽しめる方法を模索していました。
その結果、牧場へ行ったり、ペットショップで可愛いワンコやニャンコを見たり触れ合ったりといったプランを楽しむようにしていました。
そんなある日、家族でドライブ中に偶然見つけたペットショップに立ち寄ったことが、愛犬との出会いのきっかけとなりました。
そのペットショップはとてもアットホームな雰囲気で、色々ななわんちゃんと触れ合えるお店でした。
何匹かと触れ合っている時ふと目に留まったのが、ケージの中にいたミニチュアダックスフンド。
もうすぐ1歳になるというその子は、あまり元気がないのか静かに私たちを見上げていました。
吠えたり騒いだりすることもなく、初対面の私たちに抱っこを許してくれたその子の姿がなぜかとても気にかかりました。
しかし、当時はまだ子どもに手がかかるので犬を飼うつもりはなく、その子がもう成犬に近いからなかなか引き取り手は無いかもしれないとわかっていてもなかなか思い切りがつきませんでした。
家族会議で決めた覚悟
しかし帰り際も、「この子が売れなかったらどうなるのだろう」という考えがどうしても頭を離れず、急遽その場で家族会議を開きました。
- 成犬に近いので、子犬特有の手間が少ないこと
- 私が当時仕事をしていなかったため、世話をする時間が十分に取れること
- 持ち家一軒家でペットを飼う事ができ、ケージなどを置くスペースも確保できること
これらを踏まえ、思い切ってその子を迎え入れる決断をしました。
その場で必要なケージやグッズを揃え、書類での譲渡手続きも無事に完了。
こうして、ミニチュアダックスの男の子が我が家の「長男」として家族の一員となりました。
初めての愛犬との生活
家に迎えてから数週間、その子は吠えたりすることもなく、心配になるぐらいお利口でした。
トイレもすぐに覚えてくれたため、「ペットを飼うのって案外楽かも」と思ったのも束の間…。
やんちゃな一面も出てきて部屋中を走り回ったり、留守番中にシートをぐちゃぐちゃにしたり予想外の出来事など、中でも歯の生え替わりの時期には大きな塊の歯が抜けて驚いてペットショップに問い合わせたこともありました。
しかし初めての愛犬との生活は私たち家族にとってとても楽しいものでした。
うちの子は、小型犬にしては体格がしっかりしていて、内臓も丈夫。
シニア期に入るまで病院にお世話になることはほとんどない飼い主孝行な長男でした。
シニア期を迎えて
そんな飼い主孝行な「長男」もいよいよシニア期に入り、14歳になった頃には椎間板ヘルニアを発症し、初めての手術と入院を経験しました。
約1週間の入院中は、病院で出されたご飯を一口も食べず、全く元気のない様子で心配しましたが、退院後は順調に回復し再び散歩ができるまでになりました。
その翌年、再び歩けなくなりヘルニア再発かと心配しましたが、その時は特に治療などは必要なく安静にしていると数日で良くなりました。
18歳になった現在は腎臓や肝臓の数値が高くなり、投薬や2~3日ごとの点滴が欠かせませんが、気候の良い日は少しですがお散歩にも出掛けます(数メートルの範囲ですが)。
若い頃より体重も落ちましたが、食いしん坊なところは健在です。
いっぱい食べたくても食べすぎるとお腹を壊すので量は控えていますが、本人(本犬?)は不満そうです。
シニア期の生活への備え
いつかくる愛犬との「別れ」。
人間よりも短い命だとわかっていてもなかなか受け入れ難い事実です。
我が家のおじいワンももう18歳なので、心構えはしておかなければなりません。
いつか訪れる「その時」までは少しでも快適に長生きしてほしいというのが今の私たち家族の願いです。
若い頃との生活と比べてできない事が増えていき戸惑うこともありますが、それでも可愛い我が家の長男であることに変わりはありません。
シニア期のわんこがどのような生活を送り、どんな不便なことが出てくるのか。
また、それに対してどんな工夫や対策ができるのかを多くの方に知っていただきたく、このブログを始めました。
最後に
どんなパピーにも、どんな元気な愛犬にも、いずれは必ず訪れるシニア期。
その時、少しでも快適な生活を送るためのお手伝いができればと思っています。
このブログがシニア期の愛犬を支える飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
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