
「求人サイトからの営業、しつこいなぁ…でも無料って言うし、試してみてもいいかも?」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
今回は、実際に無料掲載の言葉に乗って掲載した結果、詐欺まがいの手口に遭いかけた私の体験談をシェアします。
「タダより高いものはない」と思い知らされた出来事でした。
きっかけはハローワークへの求人掲載
先日、ハローワークに新たな求人を出した際、一般公開設定にしていたところ、毎日のように求人サイトから営業電話がかかってくるようになりました。
内容はだいたい同じで、

無料掲載期間だけでいいので、うちの求人サイトに載せてみませんか?
というもの。
正直、何度もかかってくるのが面倒ではありましたが、「無料ならいいかな?」と少し心が揺れました。
社長に確認 → ひとまず1社に掲載してみることに
社長に相談したところ、

お金がかからない間だけなら載せてみれば?
との返事だったため、試しに1社に掲載することに決定。
その求人サイトの営業担当者から伝えられた条件は以下の通りです。
- 2週間の無料掲載
- 掲載終了間近に、継続の意思を確認するための電話をかける
- 電話1本で解約可能
これなら問題なさそうだと思い、送られてきた申込書と重要事項説明書を確認。
“電話1本で解約”は嘘?不審な説明内容に違和感…
ところが、メールで送られてきた重要事項説明書に「解約は所定の解約書を送る必要がある」という文言を発見。
電話で確認すると、

その必要はありません。電話での解約でOKです
との返答。
ちょっと怪しみながらも、営業の説明を信じて申込書を記入し、メールで提出しました。
その後、掲載用の原稿が届き、無事に求人が掲載されました。
突然の電話で詐欺の疑惑が浮上!
掲載から数日後、以前取引があった大手求人サイトの営業さんから会社に電話が。
面識のない方でしたが、うちの求人情報を見かけて、

もしかして騙されていませんか?
と連絡をくれたのです。
その方いわく、
- その求人サイトは実体のないバーチャルオフィスの会社
- 無料掲載期間中に解約連絡をせず、掲載を自動延長
- 後日、40万円ほどの請求書を送りつけてくる
- お金を支払わないと、少額訴訟を起こして支払いを迫る手口
という、完全に詐欺のようなやり方をしている会社だというのです。
すぐに解約対応!なんとか被害を回避
電話をくれた大手求人サイトの営業さんにアドバイスしてもらいながら、あわててその求人サイトの公式ページにある「解約書」をダウンロード、必要事項を記入し、証拠が残るようにメールで送信。
さらに、解約書に記載の電話番号にも連絡し、無事に解約手続きが完了。
まもなく「解約完了のお知らせメール」も届き、ひとまず安心できました。
詐欺業者の巧妙な手口に注意!
電話をくれた営業さんが教えてくれましたが、似たような手口の求人サイトが複数存在するとのこと。
共通する特徴は以下のようなものです。
- 「無料掲載」を謳って営業してくる
- 解約書の提出をしないと自動的に契約継続
- 数十万円の請求が届く
- 払わなければ少額訴訟を起こされる
弁護士を立てれば対抗できるようですが、その費用も数万円以上かかるらしいので、早めに気づいて本当によかったです。
最後に:タダより高いものはない
今回は、偶然の連絡がきっかけで詐欺被害を免れることができましたが、下手したら数十万円の請求が届いていた可能性もありました。
あらためて、「タダより高いものはない」という言葉の重みを痛感しました。
求人業務を担当している方は、営業電話や“無料”の言葉に惑わされず、必ず契約内容をしっかり確認することをおすすめします。
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